【初心者必見】バック駐車が簡単にできる7つのステップ!駐車が上手くなるコツを解説。

多くの方の安全運転講習をしてきましたが、特に多い運転のお悩みがバック駐車です。混雑しているショッピングモールやアウトレットなどの駐車場では焦ってしまい、バック駐車が苦手と感じている人がとても多いです。
では、ここでバック駐車が苦手と感じている方へ質問です。
バックモニターに頼りながら、バック駐車をしていることに心当たりはありませんか?
バックモニターに頼りすぎてしまうと、車両の位置感覚がつかみづらくなることがよくあります。このバックモニターの内容は、とても重要ですので後ほど詳しく説明していきます。
今回のコラムでは、バック駐車が苦手な方でも簡単にできるバック駐車のコツを7つのステップに分け、徹底解説していきます。この7つのステップさえ覚えてしまえば、どんな駐車場でも停めることができますので、ぜひ最後までご覧ください。
必ずやるべきバック駐車7つのステップ
これより先は、ご自身が実際にバック駐車をしているところを想像しながら、コラムを読み進めてみてください。
ステップ1:停めたいスペースに寄せる
まずは第1ステップへ進む前に、駐車したいスペースを決めましょう。下の画像に駐車場のイラストを掲載しています。今回は、右側の赤いスペースへ駐車することにします。ここで重要なことは、下の画像の【安全な寄せ方】のように右側の駐車したいスペースへ車をしっかり寄せることです。
なぜ駐車したいスペース側へ事前に車を寄せておくのか?
その理由は、画像下側の【危険な寄せ方】を見ていただくと分かりやすいです。車両を反対側(=この場合左側)のスペースへ寄せてしまうと、バック時に左側に駐車中の車両と接触してしまう危険性があるからです。
今回のように右側の駐車スペースに駐車したい場合は、まずは右側にしっかり寄せて左側にスペースを作ることが重要ですので覚えておきましょう。
寄せる時のイメージとしては、車と駐車スペース白線との距離が約1m以内の間隔になれば完璧です。
ステップ2:白線に体を並べて停める
ステップ1で駐車したいスペースへ寄せることができたら、その状態でゆっくりと車を発進させます。発進時、ハンドルが曲がることのないよう注意しましょう。
ここからがステップ2のポイントです。ゆっくり発進しながら、下の画像のように駐車したいスペースの奥側白線(=画像では赤線)と自分の体が横に並んだら停まるりましょう。
ここまでがバック駐車で最も重要な事前準備です。ステップ1とステップ2がしっかりできていないと、ステップ3以降の駐車位置もズレてしまうので、何度も繰り返し練習しましょう。
ステップ3:反対方向にハンドルを全切り
ステップ3では”バック駐車時のハンドル操作”という多くの方が苦手意識のある動作を解説していきます。ここをマスターできればバック駐車が一気に上達するので、ゆっくり丁寧に練習するよう意識しましょう。
ステップ2で、白線に体を並べて停めるところまでやってきました。ステップ3では、停めたい駐車スペースとは反対の方向(=今回の場合は左回し)にハンドルを全部切ってみましょう。この時、車は停車した状態でハンドルを切るようにしましょう。
ステップ4:ミラーで白線を探す
さて、ハンドルを全開に切った状態で、次にステップ4ではミラーを活用していきます。ここはとても重要です。ミラーで自分が停めたい駐車スペースの白線を確認できるまで、ミラーを見ながらゆっくり車を発進します。
文章では分かりにくいので、下の画像で詳しく解説していきます。
下の画像は、▶︎ステップ3:反対方向にハンドルを全切りするところまで終えた状態のミラーの見え方です。
上の画像のミラーには、駐車スペースの白線が複数映っていることがわかりますね。この線は駐車したいスペースの白線ではなく、目的とするスペースの隣スペースの白線が映っています。ここで問題なのが、ステップ2で体を並べて停めた白線が、どの線だったか分からなくなってしまうことなんです。これこそ、バック駐車の難しいポイントです。
そこで、とても重要となることが、ステップ4のミラーを活用して、停めたい駐車スペースの白線を探す作業です。
ハンドルを反対側(=左回り)に全開で切った状態から、ゆっくり前進すると、やがてミラーに自分が停めたいスペース奥側の白線(ステップ2で体を並べた白線)が見つかります。複数映っていた白線が、下の画像のように停めたい駐車スペース奥側の白線1本しか映らない常態になるまで車を前進させます。このミラーの見え方、とても重要なので覚えておきましょう。
上の画像のように、停めたいスペース奥側の白線1本がしっかりとミラーに映ったら、左全開に切っていたハンドルをまっすぐに戻します。
ハンドルは、2回(=今回は右に)回すとまっすぐ正面に戻ります。
ステップ5:バックで入れて下がる
ステップ5では、シフトレバーをバックに入れて、実際に下がっていきます。下がる時に重要なことは、バックモニターに頼りきるのではなく必ず両方のミラーを見比べることです。コラム冒頭でもお伝えしましたが、バックモニターに頼りすぎてしまうと、まっすぐバックしたつもりでも曲がってしまいます。
下がるポイントとしては、ミラーを見ながら先ほど見つけた白線(停めたいスペースの白線奥側)を踏むようにハンドルを(=今回の場合右に)回し調整しながらバックで下がっていきます。
この時、反対側のミラーについても、車両が白線の枠内にしっかり収まっているか必ず確認するようにしましょう。
ステップ6:線とボディが平行になったら一旦停止
さて、ステップ6では、バックに入れてどの程度まで下がれば良いか目安をお伝えします。ミラーを見ながらバックで下がっていると、下の画像のように白線と車のボディが平行になる瞬間があります。この瞬間が来たら、一旦車を停め、ハンドルをまっすぐ正面に戻し下がります。
ステップ7:バックモニターで最終位置を確認
ステップ7で、ようやくバックモリターを活用する時が来ました。バックモニターは、どの程度下がれば良いか最終確認として活用しましょう。目安としては、下の画像を参考にしてください。
ぜひ、ご自身の車でもバックモニターから見た白線の位置と実際の距離とを事前に確認してみてください。この見え方の違いを知っておくことで、バックモニターをより正確に活用できると思います。
応用編①:スムーズに行うコツ
さて、7つのステップを順に解説してきました。バック駐車が苦手な方にとっては、やや難しく感じるかもしれません。この7つのステップをしっかり身につけることが、スムーズなバック駐車の近道です。
もう一度、7つのステップを復習してみましょう。
バック駐車7つのステップまとめ
- ステップ1:停めたいスペース側にしっかり寄せる
- ステップ2:白線に体を並べて停める
- ステップ3:停めたい方向と反対にハンドルを全切り
- ステップ4:ミラーで停めたいスペースの白線を確認
- ステップ5:左右のミラーを確認しながら白線を踏むようハンドル調整しバックで下がる。
- ステップ6:白線と車のボディが平行になったら一旦停止し、ハンドルをまっすぐに戻す
- ステップ7:バックモニターで最終位置を確認して駐車完了
応用編②:隣りに車が停車している場合
次に、両隣りのスペースに車が停車している場合のバック駐車の方法を解説していきます。まずは、ステップ1からステップ4までの基本に沿って進めていきます。
ステップ5のようにバックで下がる時のバックモニターの見え方は、下の画像のように映ります。
バックモニターで見ると、隣の車両が分かりにくく距離感もよくつかめません。
繰り返しになりますが、ここで重要なことは必ずミラーで左右を確認することです。ミラーで確認してみると、下の画像のように自分の車のボディと隣の車のボディの隙間があることが分かります。この隙間があれば、絶対に車同士がぶつかることはありません。
上の画像の下側【危険なバック駐車の状態】のように、自分の車のボディの延長線上に隣の車両が重なってしまう状態は、車同士が接触し大変危険です。バックで下がる時は、必ず左右のミラーで車両同士の隙間を確認し、埋めるように入っていくようにしましょう。隣に車両が駐車していると、当然駐車スペースとしては狭くなりますが、隙間が開いてれば、絶対にぶつからないということを覚えておきましょう。
ステップ5で、車両同士の隙間を確認しバックで下がったら、次は基本のステップ6のボディと白線が平行になったことを確認し、ハンドルをまっすぐに戻します。最後はステップ7のバックモニターで目安のラインまで下がったらバック駐車は完了です。
まとめ
バック駐車の7つの基本ステップは理解できましたか。慣れるまでは区画が広く、空いている駐車場での練習をお勧めします。この基本の7ステップを繰り返すことで、バック駐車のコツを早く身に付けることが出来ます。今回お伝えした内容を実際に生かしていただいて、是非ペーパードライバー卒業に向けて頑張ってください。
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