ライトの種類と正しい点け方|夜・雨・トンネルで迷わない基礎知識

「あれ、このレバーで合ってる?」
「今って点けるべき?」
夜道やトンネルで、ライト操作に迷ったことはありませんか。
教習所で習っていても、実際に自分の車に乗ると「どこをどう動かすんだっけ…?」と戸惑うのは普通のことです。
しかし、ライトの使い方は安全運転の基本。
正しく理解すれば、夜間やトンネル走行が驚くほどスムーズになります。
本記事では、初心者が特につまずきやすいポイントを中心に、
ライトの種類・使い方・点灯タイミングをわかりやすく解説します。
フレスタでは、こうした「今さら聞けない疑問」を一つずつ整理し、
不安を残さず運転できるようサポートしています。
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ライトの種類とスイッチの基本

車にはいくつかのライトがあり、それぞれ役割が違います。
スモールライト(車幅灯)
車の存在を周囲に知らせるための小さなライト。
夕暮れ時や薄暗い場所で「自分の車を気づいてほしい」ときに使います。
※前方を照らす力は弱いため、暗い道の走行には不向きです。
ヘッドライト(ロービーム・ハイビーム)
- ロービーム:通常走行で使用。前方を十分に照らす基本のライト。約40m先を照らす。
- ハイビーム:街灯のない暗い道で、遠くまで見たいときに使用。約100m先まで明るく照らす。
歩行者の早期発見に役立ちますが、相手が眩しいため切り替えが必須です。
フォグランプ(霧灯)
霧・雪・豪雨などで視界が悪いときに使う補助ライト。
低い位置から路面を照らし、乱反射を抑えて視界を確保します。
※晴天や小雨で使うと対向車の迷惑になるため注意。
ライトスイッチの基本操作
ライトスイッチは、ハンドルの左側にあるレバーまたはダイヤルで操作します。メーカーや車種によって位置や形状が異なるため、運転前に自分の車で確認しておくことが大切です。
一般的には以下のような操作方法です。
- OFF位置:すべてのライトが消灯
- スモール位置:車幅灯が点灯
- ヘッドライト位置:前照灯(ロービーム)が点灯
- AUTO位置:周囲の明るさに応じて自動で点灯・消灯
ハイビームへの切替はレバーの前後操作が基本です。
※車種により異なるので、初めに自分の車を確認しておくことが大切です。
昼・夜・雨・トンネルでの正しい点灯タイミング

状況に応じた適切なライト点灯は、自分と相手の安全を守るために欠かせません。ここでは、具体的なシーン別の点灯タイミングを解説します。
夕暮れ時(薄暮時間帯)
事故が最も多い時間帯。
自分は見えていても、周囲からは見えづらくなっています。
- 日没30分前
- 周りの車がライトを点け始めたタイミング
このどちらかを目安に、早めの点灯を心がけましょう。少しでも暗いと感じたら、迷わず点けて大丈夫です。
夜間走行
夜は必ずヘッドライトを点灯します。
- 市街地:ロービーム
- 暗い郊外:対向車がいなければハイビーム
対向車が来たらすぐロービームに戻しましょう。
雨天時
雨の日は昼間でも視界が悪いため、ライト点灯が安全です。
- ワイパーを使うほどの雨→ライトも点ける
- 濃霧・豪雨のみフォグランプを併用
軽い雨でフォグランプを使うのはNGです。
トンネル内
必ずヘッドライトを点灯しましょう。
たとえ短いトンネルでも、入口と出口の明るさの差により視界が急変するため、ライトなしでは危険です。
- 入る前に点ける
- 出るまで消さない
オートライトは反応が遅れることがあるため、手動が確実です。
初心者がやりがちなライト操作のミス

ライトの操作には、初心者が陥りやすいミスがいくつかあります。これらを知っておくことで、戸惑いや焦りを減らすことができます。
スモールライトのまま走行してしまう
スモールライトは「存在を知らせる灯り」で、前が見えるライトではありません。
薄暗くなったら素早くヘッドライトへ切り替えましょう。
ハイビームの戻し忘れ
ハイビームを使用したあと、ロービームへ戻すのを忘れてしまうミスです。
眩しさで相手の視界を奪い事故の原因に。
メーターの「青ランプ(ハイビーム表示)」をこまめに確認しましょう。
ライト操作とあわせて、標識や基本操作も一度整理しておくと、夜間やトンネルでの不安はさらに減らせます。
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トンネル出口でライトを消し忘れる
昼間に点灯したまま→バッテリー上がりの原因に。
オートライトがない車は特に注意。
ウインカーとライトレバーを間違える
左右どちらにあるか、運転前に必ず確認しておくと焦らず操作できます。
一般的に、ライトレバーは左側、ウインカーレバーは右側に配置されていることが多いですが、車種により異なる場合もあります。
オートライトの注意点と活用ポイント

近年の車には、周囲の明るさを感知して自動でライトを点灯・消灯する「オートライト機能」が搭載されていることが多くなりました。便利な機能ですが、注意点もあります。
オートライトの仕組み
オートライトは、車に搭載されたセンサーが周囲の明るさを検知し、暗くなると自動でヘッドライトを点灯する機能です。
スイッチを「AUTO」位置にしておけば、夕暮れ時や夜間に手動で操作しなくてもライトが点灯します。
反応が遅れることがある
オートライトは便利ですが、トンネルや立体駐車場では反応が遅れることがあります。
また、薄暮時間帯にはセンサーが「まだ明るい」と判断し、ライトが点灯しないケースもあります。
そのため、トンネルに入る前や暗く感じた時は、手動でライトを点灯する習慣をつけておくと安全です。
オートライトでもハイビームの切り替えは手動
オートライト機能があっても、ロービームとハイビームの切り替えは手動で行う必要があります。
一部の高機能車には「オートハイビーム」機能もありますが、すべての車に搭載されているわけではありません。
ハイビームが必要な場面では、自分で判断して切り替えるようにしましょう。
エンジンを切ってもライトが消えない場合
オートライト機能がある車では、エンジンを切ったあとも一定時間ライトが点灯し続ける「オートライトオフ機能」がついていることがあります。
これは故障ではなく、降車後の足元を照らすための機能です。
数秒から数十秒で自動的に消灯するため、焦らず待ちましょう。
安全のために覚えておきたい”見え方の差”

ライトを正しく使うことは、自分の安全だけでなく、相手への配慮でもあります。ここでは、ライトの使い方によって生じる「見え方の差」について解説します。
ライトなしでは相手から見えない
雨・夕暮れは、自分が思う以上に車が見えにくい環境です。
ライトを点灯することで、自分の存在を周囲に伝えることができます。
特に、歩行者や自転車は車のライトを頼りに距離感を測っているため、早めの点灯が事故防止につながります。
ハイビームは相手にとって眩しすぎる
ハイビームは遠くまで明るく照らせる一方、対向車や前走車にとっては非常に眩しいものです。眩しさにより一時的に視界を失い、事故を引き起こすリスクもあります。
対向車が近づいてきたら、すぐにロービームへ切り替える配慮が必要です。
ライトの角度が上向きだと迷惑になる
ライトの角度(光軸)が上向きに調整されていると、正面の車や歩行者を眩しくさせてしまいます。特に、荷物を多く積んだときや乗車人数が多いときは、車の後部が沈み、ライトが上向きになりがちです。
光軸調整機能がある車では、状況に応じて調整しましょう。車検時にも光軸はチェックされますが、日常的に意識しておくと安全です。
霧の中でハイビームは逆効果
霧の中でハイビームを使うと、光が乱反射して逆に見えにくくなります。
霧が濃い場合はロービームとフォグランプを併用し、視界を確保しましょう。
このように、ライトの使い方ひとつで相手の見え方が大きく変わります。自分だけでなく、周囲の安全も考えた操作を心がけましょう。
基礎を一度クリアにすると、運転は驚くほどスムーズになります

ライトの使い方は、一度理解してしまえば決して難しいものではありません。しかし、「今さら聞けない」という気持ちから、なんとなくの操作を続けてしまう人は少なくありません。
正しい知識を身につけることで、夜間走行やトンネル、雨天時の運転がぐっと楽になります。また、周囲への配慮ができることで、自信を持って運転できるようになります。
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