コラム

海老名SAで高速デビューする人の多くが不安になる2つのポイントと3つの徹底対策

海老名サービスエリアまで運転

海老名サービスエリアは、1日の平均利用者数が10万人を超えることもあり、全国で最も多い利用者数を誇るサービスエリアです。
しかし、一般道での運転に慣れている方でも「海老名サービスエリアから高速本線への合流が怖い」もしくは「海老名サービスエリア周辺の高速道路がどうしても苦手」など不安を感じている方が続出するスポットでもあります。

このコラムでは、海老名サービスエリア付近はもちろん、高速道路に不安を感じる理由を分かりやすく解説し、どうしたら自信を持って運転できるようになるのかという対策の部分まで紹介していきます。

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海老名SAや高速道路が怖い理由

海老名JCT
高速道路が怖いと感じる理由は、「合流」「分かりづらい分岐やルート」にあります。特に海老名SA付近の東名高速は、平日・休日ともに、流れが速く、車が途切れにくい区間と言えます。このような環境での合流に不安を感じることは、ごく自然なことなのです。

高速が怖い理由①「合流」

高速で合流している写真
これまで多くのペーパードライバーの方に高速道路での講習を実施してきました。そこで分かったことは、「高速の合流が怖い理由」には、さらに2つの要因が隠れているということです。

要因① 複数の運転操作による焦りと確認不足

高速の合流で焦る男性ドライバー
高速道路での合流は、スピードが出ている分、一般道路よりも「早い判断と複数の運転操作」が求められます。

  • 前方と合流先の車線を確認
  • ミラーで後方確認
  • ウインカーで合図
  • 首を振って後方を目視
  • 急加速して本線へ合流
  • ハンドル操作

これだけの操作を短い時間の中で同時進行でしなければならないと思うと、焦ってしまいますよね。焦りが出ると、どうしても本来必要な「目視」や「ミラーでの車線状況の確認」が十分にできなくなります。その結果、合流先の車の位置やスピードを正しく掴めないまま合流ポイントが迫ってきてしまい、自分で状況をコントロールできていない感覚が一気に強まります。
この「コントロールできない」という感覚こそが、恐怖心につながります。こうした経験が重なることで、「高速道路の合流そのものが怖い」と感じてしまうのです。

要因② 合流時の加速が不安

アクセルを強く踏み込む写真
普段の生活道路で、アクセルを強く踏み込む機会はほとんどありません。そのため、高速道路で求められる普段経験しない踏み込みに戸惑い、不安を感じるのはごく自然なことなのです。多くの人は、「どれくらい踏めば正解なのか」 を知らないまま高速に入るため、十分にスピードが出し切れず、周囲との速度差が開いてしまいます。

合流が難しくなる最大の理由は、速さというより「速度の差」にあります。アクセルをうまく踏み込めないことで、本線を走る車のスピードよりも自分のスピードが遅い状態となり、合流を難しくしてしまっているケースが非常に多いのです。

ここで「速度の差があると、なぜ合流が難しくなるの?」と気になった方は、ぜひこちらを参考にしてください。合流を難しくしている「速度差の怖さ」や「焦らず合流できるようになる初心者のコツ」など分かりやすく解説しています。
▶︎なぜ橋本駅周辺は車線変更が怖い?国道16号を“焦らず合流できるようになる”初心者のコツ

高速が怖い理由②「分かりづらい分岐やルートの存在」

高速の分かりづらい分岐
高速道路が怖い理由の2つ目は、「分かりづらい分岐やルート」にあります。高速道路は「どの車線にいれば目的地に辿り着けるのか」や「どのあたりで分岐するのか」が非常に分かりにくい構造です。海老名サービスエリアを出てすぐの東名高速が、まさにその典型です。分岐が複雑で、判断すべきポイントが短い間隔で次々とやってきます。

一般道路では、曲がる場所を間違えても数十メートル走ればすぐにリカバリーできますよね。一方、高速道路では、一度分岐を間違えると簡単に戻れず、想像以上に遠回りになってしまうイメージがあります。「もし間違えたらどうしよう」という不安が強くなり、分岐のたびに緊張してしまいやすいのです。高速道路の分岐には、 迷ってはいけない”というプレッシャー が詰まっており、それが怖さにつながってしまいます。

【体験談】運転ができるようになっただけで、生活がここまで変わるなんて
Tさん
ペーパードライバー歴20年のT・Wさん。今では高速道路を使ったドライブやサービスエリア巡りを心から楽しめるようになり、移動できる選択肢が増えたことで人生の可能性まで広がった”と話しています。

高速道路をマスターする3つの徹底対策

高速道路で合流する車
ここまで高速道路が怖いと感じる理由について解説してきました。
では、その不安をどう解消すればよいのか、ここからは海老名SA付近や高速道路全般で実践できる3つの具体的な対策を紹介していきます。

対策① 合流時の確認をワンステップ早めに

合流時、早い段階で確認を始めるように伝えるイラスト
高速道路の合流が怖いと感じる理由のひとつは、複数の運転操作による焦りと確認不足にありました。怖いと感じる方の多くは、画像の②(=合流直前)になってから、本線の確認→目視→ウインカー合図→加速などの運転操作のすべてを一気に行おうとします。
そこで意識したいのが、画像の①の位置(=本線が見え始めたタイミング)から確認をスタートすることです。「いつもよりワンステップ早い確認」をすることによって、合流に必要な2つの情報を落ち着いて集めることができます。

情報① 本線の流れ

ミラーで確認できる範囲を示すイラスト
①の位置から目視で確認を始めることで、本線の車のスピード感や全体的な動きを早めに確認することができます。一方、②の位置(=合流直前)からでは、ミラーで見える範囲が意外と狭く、合流レーンも短いので、本線の状況を十分に確認できません。

情報② 合流候補のスペース

高速合流時では早めに合流スペースを探すよう伝えるイラスト
次は、合流スペースの候補を探していきます。
合流するスペースの候補としておすすめなのは、「前の車と後ろの車の間にできているスペース」や「スピードが緩やかな車の前にできたスペース」です。
①の位置から早めに2つの情報を得ておくことで、 ②の位置の時には「速度を合わせて、決めた場所に合流するだけ」となり、後がとても楽になります。

対策② 本線と速度を近づける

対策①で紹介したとおり、どんなに合流しやすいスペースを見つけられたとしても、これだけで合流をマスターすることはできません。
高速合流時は本線と速度を合わせるよう伝えるイラスト
例えば、画像のように80km/hで流れている本線に「入れそうなスペース」を見つけられたとしても、こちらの速度が十分に上がっていない状態のまま合流すると、その差が原因でうまく合流することができません。
とはいえ、ペーパードライバーの方にとっては、「本線を確認しながら加速する」という動作が難しく感じられると思います。これは、どうしても慣れと練習が必要なので、最初はうまくいかなくて当然です。

また、交通量や渋滞具合によって、合流に必要な加速の度合いは変わります。本線がどのくらいの速さで流れているのか、対策①の「合流時の確認をワンステップ早めに」を取り入れながら確認し、対策②「本線と速度を近づける」ように意識しましょう。

対策③ 事前に分岐やルートの状況を確認しておく

スマホでナビを調べる写真
高速道路が怖い理由の2つ目は、分かりづらい分岐やルートでした。
高速道路の分岐で不安を感じる方にこそ、ぜひ実践していただきたいことは、Googleマップのストリートビューや地図などを活用し、事前に分岐やルートの状況を確認しておくことです。Googleマップで調べた分岐の様子を参考に確認してみてください。
▶︎ストリートビューを活用した分岐の確認方法(海老名JCT)
分岐の出口を示す写真
少し手間に感じるかもしれませんが、実際の分岐の状況を事前に確認することができ、分岐の不安を一気に解消することができます。

また、自分が通るルートの分岐の情報を検索しておくこともおすすめです。例えば「海老名JCT 危険な分岐」など検索をかけることによって、危険な分岐の情報を知ることができ、事前に気をつけるべきポイントを把握できます。
高速道路を走行する時は、分岐やルートの事前確認をする習慣をつけるようにしましょう。

もっと深く理解したい方へ

文章だけでは伝わりづらい「合流時のタイミング」や「加速のポイント」は、実際の映像を見ることで理解が一気に深まると思います。動画では、首都高速道路が怖い人に向けた運転のコツを紹介していますが、高速道路全般で役立つ内容となっていますので確認してみてください。

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