道路標識の基本と意味を徹底解説!重要・間違いやすい標識も紹介

久しぶりに運転したり、免許を取りたてだったりする際、運転を大変だと感じる人は多いと思います。
運転手は道路標識や通行人などを確認し、自動車は道路交通法に則り運転する必要があります。
また、ベテラン運転手のなかにも見かける機会が少ない標識の意味を忘れてしまっている人もいるかもしれません。
本記事では、道路標識の基本と意味について、重要・間違いやすい標識とあわせて解説します。
道路標識とは?
道路標識とは、道路を安全に利用するために必要な情報をドライバーや歩行者に伝えるものです。
交通ルールや注意すべきポイントが記載されており、これらを理解することで事故の防止や円滑な交通の実現につながります。
道路標識の種類
こちらでは、道路標識の種類をご紹介します。
案内標識
案内標識は目的地への道案内や距離、施設の情報を提供する標識であり、高速道路の出口案内や駐車場の位置などが含まれます。
各道路には国土交通省や都道府県、市町村などの道路管理者がおり、案内標識の柱に設置者を表すラベルが貼られています。
規制標識
規制標識は通行や駐車に関する、「一方通行」「駐車禁止」「進入禁止」などが含まれる標識です。
禁止や行動制限に関する情報が記載されており、道路管理者と各都道府県警察である公安委員会が分担で管理します。
指示標識
指示標識は特定の行動をドライバーに求める標識であり、道路上での適切な行動を促す「優先道路」「通行区分」などが含まれます。
一般的には青地に白の文字で表示されており、主に都道府県の公安委員会によって設置されています。
警戒標識
警戒標識は道路上で警戒・注意すべき情報を知らせる標識で、「急カーブあり」「踏切あり」「横断歩道あり」などが含まれます。
警戒標識を設置することでその先にある道の危険性を理解できるため、運転手は減速や注意しながらの運転が可能となります。
補助標識
補助標識は他の標識と組み合わせて、「時間指定」や「車種限定」といった追加の情報を提供する標識です。
たとえば、「歩行者専用」標識の下に「8-10 休日を除く」とあった場合、その道路は8時から10時までは歩行者専用道路であることを示します。
特に重要な道路標識は?
交通ルールを守る上で特に重要な標識を5つ紹介します。
一時停止
一時停止の標識は赤い逆三角形に「止まれ」と記載されており、必ず一時停止しなければなりません。
徐行運転でも停止ではないことから、必ずブレーキを踏んでしっかりと停止する必要があります。
一方通行
一方通行は青い長方形のなかに、特定方向の矢印が引かれている標識です。
この標識がある道路では、必ず矢印と同じ方向に進まなければなりません。
進入禁止
進入禁止には、「車両進入禁止」および「指定方向外進入禁止」の2種類が含まれます。
前者は赤丸のなかに白い横棒が記載されており、進入してしまうと対向車と衝突する危険があるため、進入できないことを示します。
後者は青丸のなかに矢印が記載されており、先述した一方通行と同様の意味を持ちます。
車両通行止め
車両通行止めは赤丸のなかに白丸が記載されており、左上から右下に赤い斜線が記載されている標識です。
先述した車両進入禁止と類似していますが、こちらは車両すべてが通行を禁止されているという意味になります。
最高速度
最高速度の標識は赤枠の白丸に、最高速度を示す数字が記載される形で表されます。
「50」と書かれている場合、その道路における最高速度は50km/時となります。
似ていて間違いやすい道路標識
標識のなかには下記のように似ているものが含まれているため、意味を混同しないように注意しましょう。
「一方通行」と「指定方向以外進行禁止」


「一方通行」はその方向への通行が許可されている標識であり、矢印の方向に進みながら直進や右左折ができます。
一方、「指定方向以外進行禁止」は指定された矢印の方向以外への進行を禁止する標識です。
「車線数減少」と「幅員減少」


「車線数減少」は道路の車線が減ることを示し、2本の道路が1本に減るため、車線によっては移動を余儀なくされます。
一方、「幅員減少」については車線数こそ減少しないものの、道路の幅が狭くなるため、運転時に注意が必要となります。
「車両通行止め」と「駐車禁止」


「車両通行止め」は車両が進入できない旨を伝える標識であり、色は赤×白になります。
一方、「駐車禁止」は同じ柄で赤×青で表示される標識であり、その場所では駐車できないことを示します。
おわりに
本記事では、道路標識の基本と意味について解説しました。
道路標識とは、道路を安全に利用するために必要な情報をドライバーや歩行者に伝えるものです。
案内標識や規制標識、指示標識、警戒標識といった種類が含まれており、それぞれで目的や意味が異なります。
また、標識のなかには一方通行と指定方向以外進行禁止、車線数減少と幅員減少といった、似たようなデザインが含まれます。
運転に慣れていない人は、知らないうちに交通違反とならないように、まずは道路標識を復習しておきましょう。
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